交差点横断中の中学生をはね、80歳無職男性を現行犯逮捕

交差点横断中の中学生をはね、80歳無職男性を現行犯逮捕

今回は、岐阜県大垣市で起きた過失運転致傷事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

~ケース~

岐阜県警大垣署は12日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、大垣市栗屋町、無職の男(80)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、12日午前7時25分ごろ、同市築捨町の交差点で、横断歩道を歩いて渡っていた同市の中学1年の女子生徒(13)をはね、右足にけがを負わせた疑い。女子生徒の命に別条はない。

 署によると、現場は国道と市道が交わる信号機のある交差点。女子生徒は登校中で、容疑の男は釣りに行く途中だった。(https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/144513 10月12日 岐阜新聞Web 「交差点横断中の中学生はねる 無職の80歳男を逮捕 岐阜・大垣」より引用)

~過失運転致傷罪とは?~

過失運転致傷罪とは、自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を傷害する犯罪です。
被害者が死亡した場合は、過失運転致死罪が成立します(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第5条)。
法定刑は「七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金」となっています。
ただし、傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができるとされています。

~高齢者による人身事故~

高齢者が人身事故を起こしたというニュースが報道された場合、しばしば世間の耳目を集めることになります。

高齢者講習、認知機能検査の実施、運転免許を返納した場合における特典の用意など、対策は様々に行われていますが、「家族が高齢者ドライバーに免許返納を求めても全く応じてくれない」、「生活する上での移動手段がなくなると、特典があったとしても困るので免許の返納はできない」という方もおられるでしょう。
社会で解決を目指すべき課題は、まだ山積みと考えられます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
過失運転致傷事件を起こしてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

 

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