詐欺の受け子を担おうとした疑いで30歳男性が逮捕

今回は、受け子を担おうとし、詐欺未遂の疑いで逮捕された岐阜県の事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。

~ケース~

岐阜県警組織犯罪対策課と機動捜査隊、大垣署は24日、ニセ電話詐欺で受け子を担おうとしたとして、詐欺未遂の疑いで川崎市高津区、自称自営業の男の容疑者(30)を逮捕した。

逮捕容疑は仲間と共謀し、23日から24日にかけ、大垣市の無職女性(80)宅に女性の息子や交通機関職員などをかたって「150万円を貸してほしい」などとうその電話を複数回かけ、現金150万円をだまし取ろうとした疑い。

署によると、24日に女性が大垣市内の金融機関の窓口を訪れ、高額な現金を引き出そうとしたのを職員が不審に思い、110番した。その後、女性宅付近にいた容疑者を警察官が発見し、署へ任意同行した。容疑を否認している。
(https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/189936 1月26日 「「150万円貸して」うそ電話→受け子担おうとした疑い 30歳男逮捕、岐阜県警」より引用)

~事件についての解説~

電話越しに警察官や銀行職員、被害者の親族をかたり、金銭を騙取しようとする犯罪は今日、もはや珍しいものではなくなりました。
ケースの事件に限らず、警察官が「息子さんが交通事故を起こした。罰金を払う必要があるので〇〇円、指定する口座に振り込んでほしい」などともちかけたりすることはありません。
親族をかたる電話についても、本当に親族の方からの電話なのか、内容は真実であるのか、十分に注意する必要があるでしょう。
電話があった後、関係者に問合せることも、被害防止のために有効と考えられます。

~今後の弁護活動について~

このような事件については、捜査機関において、共犯者の存在が強く疑われている可能性が高いです。
ケースの事件についても、「仲間と共謀し」とあります。
共犯者の存在が強く疑われている場合、身柄解放の実現が困難になります。
一人で捜査機関と立ち向かうよりも、弁護士を依頼し、そのサポートを受ける必要性の高い事件ということができるしょう。

まずは接見にやってきた弁護士と相談し、今後の弁護活動についてアドバイスを受けましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門とする法律事務所です。
ご家族が詐欺未遂の疑いで逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー